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また生まれ変わっても
  お母さんのもとに生まれたい

大ヒット上映中!

ある宗教二世が残した
遺書からうまれた物語

脚本・監督

平田うらら

出演

平田うらら 安藤奈々子
中村ひろみ 唐芊 大月伸昭 青山心夏
成田マイケル理希 山本浩貴 進藤沙也佳
 川瀬知佐子 目黒陽都 七波菜々子

エグゼクティブプロデューサー・片渕昭彦 
制作・『ゆるし』制作委員会
撮影・宮原廣一郎 照明・長濱光玲 
録音・鴨志田知花 美術・斉藤野乃 
助監督・石田陸 ヘアメイク・廣滝華保 
編集・渡部昭葉 音響監修・飯嶋慶太郎
公式ホームページ制作・株式会社スルミ(浜崎智哉 / 上野美紗)

予告篇

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あらすじ

「光の塔」の熱狂的な信者である、恵。
生まれた時から神の子として育てられた、すず。
すずは、教えに反する行いをすると、母の恵から
ひどい虐待をうけてきた。

ある日、すずは学校でいじめにあって
献金袋を盗まれる。
献金しないと救われないと半狂乱になる恵。
すずは弱りきった身体を引きづりながらも、
お金を借りるために祖母の紀子に会いに行く。
そこで、紀子と祖父の勝男は、
はじめてすずが虐待されていると知り、
匿うようになる。

細やかだけど幸せな生活。
神の子ではなく、「すず」として
無条件に愛されること。
そんな日常を知ったすずは
「世の人はサタンに染められている」という
教えを疑い始める。

一方で、すずは紀子の話を通して
入信前の母の姿を知る。

優しかった母はなぜ
変わってしまったのか

恵の知られざる姿を知るうちに、
辛くも衝撃的な真実が浮かび上がる。

恵が自由を
手放してまで求めた
「ゆるし」とは

恵の心の奥底に眠る"人の弱さ"に触れた時、
事態はとんでもない方向へと進みだす。

新興宗教で洗脳された
過去をもつ監督が、
宗教虐待に切り込んだ
衝撃作

キャスト

平田うらら写真

平田うらら 松田すず 役

宗教二世の高校一年生

安藤奈々子写真

安藤奈々子 松田恵 役

「光の塔」の信者で、すずの母

唐芊写真

唐芊 トー 役

中国からの留学生で、すずの友だち

劇場情報

アップリンク京都

UPLINK東京

アクセス

〒604-8172 京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 地下1階

075-600-7890

uplink_kyoto@theatres.co.jp

マップ

5月24日~30日 上映

5月25日
監督、映画ライターの原口和大さん登壇

5月26日
監督、「宗教2世の会」運営の横道誠さん登壇

UPLINK吉祥寺

アクセス

JR吉祥寺駅北口、吉祥寺PARCO地下2階

連絡先

0422-66-5042

ホームページ

joji.uplink.co.jp

マップ

監督とゲストによる
アフタートーク開催予定

著名人からのコメント

ジャーナリスト
鈴木エイト 氏

「悲劇を繰り返さないために」その一助となる映画。

失うことで一番大切なものに気付く。
宗教カルトが母と娘を引き裂き、悲劇へと至る。
「カルトの2世問題」の周知や当事者が置かれている過酷な環境への理解が進んでいたら、主人公を虐める同級生たちは彼女の味方になっていたかもしれない。
「悲劇を繰り返さないために」その一助となる映画。

AERA dot. 記者
國府田英之 氏

お金を出して観る価値があるのではないかと感じました。

胸に刺さる内容でした。
娘への愛より、ゆがんだ信仰が勝ってしまう母親の姿こそ、宗教2世たちが直面している苦しみなのだと思います。
宗教2世の問題に興味がない方でも、お金を出して観る価値があるのではないかと感じました。

お知らせ

監督メッセージ

本作は、宗教二世である、私の友人が残した遺書に感化されて生まれました。
彼女とは、私が入信していた新興宗教で出会いました。
私は元々、自ら入信した宗教一世です。

私が入信したきっかけは、就職活動のOB訪問で出会った方が新興宗教の信者だったことです。当時、就職活動で落ち続け、自信を無くしていた私にとって、不安を取り除き自信を与えてくれるその方が救いでした。
彼女が信者だった新興宗教の集会に参加するようになり、やがて、私を必要としてくれて、愛してくれるその団体が居場所になっていきました。

ただ、しばらくするとその団体は、彼氏や友達と別れることを強要してきました。
私がそれを嫌がると集会に参加させないなど仲間外れにしました。
私は一度信じてそこが居場所になっていたので、違和感があっても、居場所を失うことが怖くて脱会できませんでした。
さらに家族が新興宗教にはまっておかしくなっていく私を諦めずに支えてくれました。

また、家族に説得され、プロテスタントの牧師の話を聞くようになりました。
私の信じていた新興宗教は、信者以外を皆サタン側とみなす。
しかしプロテスタントは信者以外を隣人と見なして愛を注いでいました。
牧師さんと会話を重ねるうちに、洗脳が徐々に覚めて、新興宗教から脱会できました。

脱会後は、プロテスタントの信者となり、自由で楽しい生活を送っておりました。

そんなある日、当時私と同じ団体にいた宗教二世の友達が自ら命を絶ったことを知りました。
その子が遺書を残していて、私は人づてにその遺書の内容を聞きました。
そこには、信仰ではなく、ありのままの自分を親に愛して欲しかったと書いてあったそうです。
彼女の死を知った時、耐えられない弱い想いにかられ、救えなかったことに言い訳をしました。

脱会後、団体のおかしさに気づいても連絡を取らなかったのは、立場的に取れなかったからだ。
脱会した私は、その団体にとってはサタン。
そんな私が連絡したら、彼女に迷惑がかかる。
だからできなかった。
私は自分だけ脱会して、のうのうと生きていたことを必死に肯定しました。

彼女を救えたかもしれない。
その後悔が消えることはなく、やがて、どんなことも彼女を救えなかった理由にはならないと思い知りました。
団体の教えがどうであれ、命より尊いものは無い。
私が彼女を救えなかったことに、何の言い訳もできない。
そう考えた時、私にできることは、彼女の想いを伝えていくことだと思いました。

いつか宗教二世の問題が形骸化する時がくる。
当事者がどれだけ辛い思いをしたのかは忘れられ、「2022年には宗教二世問題が露呈した」とだけ教科書に書かれる時代が来るでしょう。
でも、絶対に風化させてはいけないのは、その問題の中で生きてきた、人の痛みと想いです。
彼女の遺書に綴られた想いこそ、忘れられてはいけないと思いました。この痛みと想いだけは後世に伝えて、二度と彼女のような想いをする人が生まれないようにする。
これが、脱会できて、今生きられている私にできることだと思いました。
そして、大学で映画を学んでいた私は、彼女の想いを映画にして伝えていくと決めました。

「ゆるし」はフィクションであり、決して彼女の遺書をそのまま物語にしているわけではありません。
ご親族の気持ちも考え、彼女とはまったく関係ない主人公像にしています。
それでも彼女の痛みと想いを届けること。
この軸だけは曲げず、物語を作りました。
この映画で宗教二世の方の想いが伝わることを、そして宗教二世の方が苦しまない世になることを、切に願っております。

映画『ゆるし』監督 平田うらら

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